「既製品の洗面台ではデザインが、なんとなくしっくりこない…」そんな悩みから、民泊用に造作洗面台をDIYしました。
IKEAの洗面ボウルや蛇口、鏡を組み合わせ、天板にはダイノックシートを貼って仕上げたことで、おしゃれさとコスト削減を両立。
- 造作洗面台をDIYした理由
- 使用した材料と総費用
- 必要な工具
- 作業手順(枠組み~仕上げまで)
- 実際にやってみて感じた工夫点や失敗談
- 完成写真(Before/After)
「造作洗面台をDIYしてみたい」「IKEAを使ったおしゃれな洗面台を作りたい」という方に役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
造作洗面台をDIYした理由

もともとの洗面台が邪魔な位置にあった
最初にあった洗面台は、どうしても使い勝手の悪い場所にありました。
民泊用に整えるタイミングで「思い切って移動したい」と考えたのが、DIYを決めた大きな理由のひとつです。
民泊用だからデザイン性を重視
既製品の洗面台だとどうしても「普通の家の洗面所」という印象になってしまい、民泊用の内装に合わないと感じました。
そこで、自分で造作することで空間の雰囲気に合わせ、おしゃれな印象に仕上げたいと思いました。
外国人ゲストに合わせてシンクを高めに
もうひとつの理由は、外国からのお客さまが多いこと。
日本の一般的な洗面台は少し低めなので、背の高いゲストでも使いやすいよう、シンクの高さをあえて高めに設定しました。
造作洗面台DIYに使った材料と費用
造作洗面台DIYに使った材料
今回使用した材料は以下の通りです。
- 根太材(支え用に3本)
- IKEAの洗面ボウル
- IKEAの蛇口
- IKEAの鏡
- ステンレス 排水パイプ
- 天板(リアテックシート仕上げ)
根太材(支え用に3本) 2×4

IKEAの洗面ボウル

約12,000円
IKEAの蛇口
約9,990円
IKEAの鏡
このIKEAの鏡は質も良くてオススメ。
約2,600円
ステンレス 排水パイプ
約7000円 プラス 延長パイプが 約5000円 しました。
Amazonで中国製買った方が安かった。。。
天板(リアテックシート仕上げ)

天板は昔あった棚の天板を再利用。
天板にリアテックシートを貼りました。
約4,330円
総費用
総費用は約40,900円ほどでした。
既製品の洗面化粧台を買うよりも、おしゃれに仕上げることができました。
造作洗面台DIYに必要な工具
DIYで使用した工具はこちらです。
- インパクトドライバー
- 丸ノコ
- 水平器
- フェルト付きのスキージー
インパクトドライバー
天板を打ちつけたりで使用しました。
我が家ではマキタを使っています。
丸ノコ
根太や2×4をカットするときに使いました。
ただし、ホームセンターのカットサービスを利用すれば、必ずしも自分で用意する必要はないかもしれません。
水平器
水平をしっかり出したりするために必要でした。
DIY始めたばかりは水平器は使ってなかったけど、今では、なくてはならない道具のひとつ。
フェルト付きのスキージー
リアテックシートを貼る時の空気抜きに使用しました。
DIY初心者でも、この程度の工具があれば十分挑戦できます。
工具はホームセンターでレンタルもできるよ!
造作洗面台のDIY手順
枠組み作り(根太材で基礎を組む)

まずは根太材を使って、洗面台を支える骨組みを作ります。
ここで水平をしっかり出しておかないと、後の作業が大変になります。
天板、目隠しの2×4を設置してリアテックシートを貼る

枠組みが完成したら天板と目隠しの2×4を設置し、表面にサンゲツのリアテックシートを貼って仕上げます。
シートを貼ると一気に高級感が出ますが、気泡が入りやすいので丁寧に作業するのがポイントです。
私たちは設置する前に天板にシンクの穴を開けました

ビス穴はアースタックで埋めました。


洗面ボウルと蛇口を取り付ける

IKEAの洗面ボウルの底にコーキングをつけて天板の上に設置します。今回は変性シリコンコーキングを使います。
その後蛇口を付けます。
配管を接続する

排水管と給水管を接続します。
仕上げ(鏡を設置)

最後に鏡を取り付けすれば完成です。
ビスを打ちたい所に下地がなかったのでボードアンカーを入れました。
鏡もIKEAのもので、全体の統一感を出せました。
DIYで工夫した点と失敗談
- ダイノックシートをきれいに貼るコツ
- IKEA製品を使うメリットと注意点
ダイノックシートをきれいに貼るコツ

空気抜きは上手くできたのですが、少し隙間ができてしまった。
コーキングで埋めて誤魔化しました。
リアテックシートは最初に一気に貼ろうとするとシワになりやすいので、少しずつ空気を抜きながら貼るのがコツです。その時フェルト付きのスキージーを使うとやりやすかったです。
リアテックシートは少し引っ張ると伸びるので、微調整がしやすいです。
ただし、強く引っ張りすぎると模様が変形してしまい、仕上がりに違和感が出てしまうことがあるそうです。
IKEA製品を使うメリットと注意点
IKEAの製品はデザインや価格の面でとても魅力的ですが、日本の規格とは少し違う部分があり、取り付けには工夫が必要でした。
また、商品によってはサイズ表記が細かく記載されていないことがあり、購入時に少し困る場面もありました。
完成写真(Before/After)
Before

After

完成した造作洗面台は、既製品にはないオリジナル感があり大満足です。
まとめ|造作洗面台をDIYして感じたこと
- かかった費用:約40,900円
- 既製品と比べると、DIYの時間はかかったが、デザイン性・サイズ感ともに大満足
DIYは少し大変で時間もかかりましたが、「自分で作った」という達成感もあり、民泊の内装にぴったり合う洗面台になりました。これからDIYに挑戦したい方の参考になれば幸いです。